第5章 スーパー
安田はついてくる井浦と石川に気づいた
「なんだよ」
「家教えろ!安田の家!俺行きたい」
「‥断る」
「いいもん!勝手についてくから!」
(どうすっかな‥)
安田はとりあえず歩き出した
「彼女いんの?」
「いねーよ」
「ひとり暮らし?」
「それも違う‥ちょっと事情があって一緒に住んでる奴がいる」
「てか‥こっちって‥さんがいつも来る道だよな?」
「と家近いの?」
だが安田は何も言わない
「安田?」
「秀!あの家じゃね?赤っぽい壁の‥安田って書いてある」
「俺の家から近いじゃん!今度遊びに来ようかな!石川も来るか?」
「お前ら家の中にまで来んのか?」
「せっかくだしあがりたい!」