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ただただ溺愛されてしまう「梵天」

第1章 出会い


今日は大雨だった。仕事を早く済まして帰りたかったが残りの仕事が多すぎて

早く帰れなかった。やっと終わったと思えばもう夜中の1時だ。

「明日休みだし…まぁいっか」

そう言いつつ私は仕事で疲れた重い体を起こして家に帰る。


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外に出ると雨が地面を強く叩いていた。

「あちゃー、今日は早く帰ったほうがよさそうだなー,」

いつもコンビニでおでんなどを買ったりバーに行ったり寄り道をしているのだ
が流石に今日は早く帰りたくなった。

「久しぶりに近道通って行くか…!」

私の家はマンションで高校生から住んでいるマンションだ。高校の時はよく寝
坊をしていたので近道を使うことが多かった。社会人になってから一度も使ったことがない。

近道は裏覚えだが昔の記憶を頼って歩き出す。

(確か…ここを右に曲がったら…)

私は右に曲がった。

そこには血まみれで倒れてる人と銃を持って返り血を浴びている男性がいた。

私は足が動かなかった。

ただただ恐怖心が湧いてきた。

?「ぁ…?なんだお前」

銃を持っている男性がこっちに近づいてきた。私は逃げないとと思ったが足が
思うように動かなかった。

?「もしかして…見てたのかぁ…?」

私は心臓の鼓動が早まって行く音しか聞こえなかった。恐怖。

?「あれ……よく見たら………お前ボスが探してた竹中花じゃねーか?」

なんで私の名前を知ってるの…。怖い。まさか。

そんなはずは…。

私は隠してきた…

?「渋谷の”孔雀”」

なぜ……。

?「じゃぁちょっとついてきてもらおうかなぁ…」

やめろ…触れるな…!私の脳内がそう言っている。だが体は恐怖という鎖で縛
られている。私はそのまま眠らされてしまった。



やっと…楽になれたと思ったのに…



また……



またか……

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