第7章 元カノ登場
課長は疲れてる。
一体どうしたの?
課長が、ここまでになるなんて。
「あの、申し訳ございませんが、今日のところは、お引き取り願いますか?」
私が言うとキッと睨んで来た。
「あの、課長の事は、もう、そおっとしといてあげて下さい。課長と何があったのか知りませんが課長が可哀想です。こんな課長、初めて見ました。」
私がそこまで言うと課長がソファに座り込んだ。
「課長!!大丈夫ですか?」
何だかグッタリしてる課長が可哀想。
五十嵐さんと何があったか知らないけど、私が課長を守る。
「ウザッ!!覚えておくのね?雄也は絶対に貴女になんか渡さないゎ。」
五十嵐さんが私にそう吐き捨てて部屋から出て行った。
少しホッとした。
「課長?大丈夫ですか?」
課長のソバに行き、そっと声を掛けた。