第3章 日常、それぞれの想い（♡）

『…ふぅン…ｯ…ﾝ、ん…っ。』

圧紘さんの大きな手で包み込むように顔をｸｨッと上げられながら食べられるように唇を深く覆われると、自分の声とは思えないような甘い声が漏れてしまうのが恥ずかしい…。

ｸﾁｭ…ッｸﾁｭ…ッとえっちな音を立てて舌を絡める口付けに、お腹の下の奥深くがｷｭﾝｷｭﾝして無意識に内腿をﾓｼﾞﾓｼﾞと擦り合わせてしまう。



「…キスで感じちゃった？」

重なっていた唇が離れると、間近で茶色の瞳を細める圧紘さん。


『…わからなぃ…です…っ。///
　でも…お腹の奥がｷｭﾝｷｭﾝして…っ…』

「…感じちゃったんだ？…可愛い。」

頬を赤く染めながら恥ずかしさから小さな声で呟くように言い、そっと上目遣いで圧紘さんを見つめると、スル…と優しく頬を撫でながら低くて甘い声で囁く圧紘さんにまたﾄｸﾝッ…と大きく胸を高鳴らせる。



それと同時にﾄﾛ…と蜜が溢れて濡らしてしまうと、きゅっと下半身に力が入る。



「…ちゃんのココ、どうなってるの？」

『ぁ…ゃだぁ…ッ、恥ずかしぃ…っ。///』

掛けてあったタオルケットが取り除かれ、ｽｰ…と太腿を撫で上げながらスカートの中に圧紘さんの手が入ってくると、ぎゅっとスカートの裾を両手で掴んで押さえ込み、ふるふると小さく首を振る。


「…大丈夫。ほら…俺ももうこんなになってる。」

恥ずかしがるちゃんの小さな手を優しく掴むと、ちゃんのいやらしい声や可愛い表情にすでにガチガチに反応を示した自身の欲を黒のスラックスの上からそっと触らせる。


『きゃｯ！///…ゃっ…圧紘、さん…っ。///』

「俺もちゃんのえっちな声や可愛い反応に
　興奮しちまってる…。
　だから何にも恥ずかしがる事ねェんだよ？」

ｸﾞｸﾞ…ッと更に押し付けるように下半身を擦り付け、驚いたように大きな瞳をまん丸にして見上げるちゃんを見つめ返す。



「…俺がもっとえっちで気持ちいコト、
　たくさん教えてあげる…っ。」


ちゃんの栗色の綺麗な長い髪に指を通して掻き上げると、耳元に唇を寄せて甘く囁くとそのままソファーにゆっくり押し倒して覆い被さり二人で沈むのだった。