• テキストサイズ

五 条 の タ ネ .

第4章 嫉妬





祖母
「ちゃん💦

意味を分かって言っているの??」






祖母はたいへん動揺しながら、

私に尋ねてきました。







「わかんなーーい(*´Д`*)!!」







祖母
「そ、そうよね💦よかったわぁ💦

ちゃんあのね、

それは"将来の夢"にしないで欲しいって

お婆ちゃんは思っているの(;´Д`A

お母さん達は反対するかもしれないけれどね。

もっと他に大人になったらやりたいことは無いの?」





祖母は辺りをキョロキョロ見渡し、

母さんや父さんや祖父が居ない事を

確認してから改めて私に聞きます。







「ほかに〜??

うーーん...うーーんと...あっ!!

おおおくの、おじょちゅうさん!!!」





祖母
「(΄◉◞౪◟◉`)」






この夜の話を中学生の時に祖母から

聞いたのだけれど、

あまりに"マニアック"な返答だったから

なんて声をかけたら良いか

すぐには分からなかったそうです。

けれど"うみがらさん"よりずっと

素敵な将来の夢で安心したようです。





ちなみに"うみがらさん"と言う言葉は、

家で脈々と受け継がれる悪しき言葉で、

"【偉い方】の子を産み
献上まで無事に済ませた家の女性"

の事をそう呼ぶのだそうです。

偉い方がどのような方を指すのかは

何度も聞いてみたのですが"言いたくないわ"と

言われてしまいそれきりなので、

今も"?"謎のままなのです。





祖母が言うには、

近々で"うみがらさん"と呼ばれていた女性は

千夜さんと言う方だそうです。

千夜さんは、

16歳という若さで偉い方の赤子を懐妊し無事出産、

そして偉い方に赤子の献上を無事に済ませた後は

普通に結婚をしてお婿さんと幸せにくらしていたそうです。






/ 5626ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp