第32章 殺害
"コンコンッ"
そんな私がいる部屋の戸を
玉木さんでしょうか...ノックをされました。
「...は、はい💦」
〈戸は開けなくて結構です。
このままお話をします。
さんすみません...
伸びている男を最寄りの警察署に
お送りしに行くので、
今から私は外に出ます。
暫くお一人になってしまいますが
宜しいですか?
...警察を呼ぶ事も出来ますが、
様の事情聴取のご負担を考えれば
私が送り届けるのが最善かと思うのです。
どうでしょう?
「あっ、だっ、大丈夫です!
連れて行って頂ければ嬉しいです。
宜しくお願いします!」
(頭花さん...少し頭を冷やした方が良いわ...)
〈承知致しました直ぐに戻ります。
玉木さんは要件をドア越しで伝えた直後、
直ぐに去って行きました。
「( ˙-˙ )」
(す、スマートな動きね...
なんだか無駄がないわ...
玉木さんて何者なのかしら...)