第235章 お・も・い・や・り
"ザブッ"
「あー!生き返るぅ〜…
すでに一回生き返ってるけど〜」
檜の香りが素敵な我が家のお風呂は
とっても大きくてのびのび入れます。
「はぁ〜、
このお風呂とも
そろそろお別れね〜」
私はまだ、
沖縄と五条家どちらに身を寄せるか
まだ決めていませんが、
叶さんから離れることは決めています。
離れたくない大好きな人…
でもそれ以上に大好きな人には
"平穏な日々"を送って欲しいのです。
「………」
色白の肌がお湯の温かさで薄ピンクになっていく
(いい加減、
自分の人生を歩まなきゃ…
一度失った人生をせっかく取り戻せたんだから…)
「よーしっ!ビシッとカナくんに言わなくちゃ!」