第235章 お・も・い・や・り
【使用人待機部屋】
守
「たまー!」
部屋の外から声をかけると
〈守様ですね!どーぞー!
すぐに気付いてくれて返事してくれた。
たまはね、とっても頼もしい使用人さん
小さい頃からずっと一緒だから
おとーさんより
お父さんみたいなところがある。
"スッーッ"
障子戸を開けたらそこには
普段着のたまが居た
玉木
「タイミングが宜しいですね。
じつは玉木…これからとある場所に行って
ある方を拉致しようと…」
(らち?……んぅ…だれを(;´д`)?
まっ、いっか!今はおかーのこと!)
たまって
たまなだけに
たまに怖い事言うんだ
守
「さっき、おかーの生き霊が出て
"出して"ってオレに言ってきた。
おかあー大丈夫かな?」