第233章 悟の憂鬱
「先程は大変失礼を致しました…
ス◯テラおばさんについて
熱く語っていた最中でしたので…
ついに我が家にババアがって💦
あっ!すみません私ってばまた……」
私はお二人を客間に通し
慣れないお茶だしをしています。
禪院叶
「(¬_¬)」
そんな私を見る叶さんの視線は痛々しいですが
続けます…
五条悟 母
「…おほほっ…貴女ってユニークな方なのね。
どうやって22年間生きてきたのかしら?
いぇ…肉体は22でも精神は23でしたね?
可哀想に死んでもお馬鹿さんは治らないなんて…」
お母様を怒らせてしまったのでしょう
嫌味が酷いです。
(…うっ…痛いところを言われたわ(ノД`)
確かに生まれ変わっても……あはははっ……)
香織
「お義母様…本題を…」
その時でした、
前に逢った時とは別人かと疑ってしまうほど
落ち着いた香織さんがお母様を諌めました。
五条悟 母
「……そ、そうね…
ごめんなさいね香織さん。
感情的になってはだめね
……では本題に移りましょう。」
お母様は浅い溜め息を吐くと
キリッと私を見つめハッキリと申されました。
五条悟 母
「先般は感情に任せ酷い事を言ってしまいました
謝るわさん…」
酷いこととは"売女"と言った事でしょう
「………」
お母様は背筋を正されたまま
軽く頭を下げられました。
とても綺麗な所作に
謝罪されている側とは言え私の背筋がピンとなります。
「こちらこそ勝手に子供達を連れ出してしまい
申し訳ありませんでした...」
私も謝罪をしました。