第232章 SMプレイを超えたプレイⅡ
すると叶さんは
"スッ"
私の右腕の手首を掴みます。
禪院叶
「俺が呪詛師で何が悪い?」
叶さんの瞳は真剣そのものです。
「せっかく呪力を持って産まれてきたのに
どうしてそれを人を殺す為に…」
私は叶さんを愛しているからこそ
怖くても腰が抜けそうでも
叶さんに向き合います。
禪院叶
「……は誰かを
殺してしまいたいほど憎んだ事があるか?」
「………」
禪院叶
「俺の親父は依頼があれば
呪術師を殺していた...
なぜ引き受けていたのかは
本人から直接聞いた事は無いから
分からないが、金はもちろんのこと
本人にしか分からない"理由"があったはず…
それと同様…俺にも一般人を殺す理由がある。
それは………」
そう言うと叶さんは
空中からナイフを取り出しました。
「わっ…私を殺すの!?💦なんで!?」