• テキストサイズ

五 条 の タ ネ .

第230章 怒られる





私は調理中に叶さんの闇を見ました。

シンク下の少し開いた扉の向こうに…

目の光を失った知らない男性の顔が見えました。

なんでも出来る叶さんが魚の三枚おろしが

できないわけがない……

きっと私を騙すために

咄嗟にカモフラージュでサケの内臓を

撒き散らかしたのでしょう。









(一度、きちんと話をしなくちゃ…)









禪院叶
「そうだ忘れてた。

サケから出た生ゴミ

臭う前にガレージに置いてくる。」










「(´・_・`)」








叶さんは私にバレていないと思っているのでしょう。

サケの内臓にしては大きすぎるゴミ袋を担ぐと

ガレージに一時保管しに行きました。










「……人を捌いた包丁で作ったちゃんちゃん焼き……」








私はお皿に取り分けてもらった

ちゃんちゃん焼きを見つめながら

少しだけ考えるのでした。








/ 5671ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp