第229章 疑問
洗脳未遂事件から1週間…
PM22:00
「祐太グッスリね。」
祐太を真ん中にして
各々夜長を楽しんでいます。
私は優しい灯で小説を読み
叶さんは株の雑誌を読んでいます。
禪院叶
「ん?ほんとだな。
一時期は少し動いただけで
起きたのに…
生活リズムが整ってきたのかもな。」
"ぷにぷにっ"
叶さんは祐太の頬を弄りながら
目を細め、優しくそういいます。
(こんな優しい微笑みを浮かべる叶さんが
卵割りや*うずらの串刺しを
平気で出来るような人になんて見えない…)
「…ところでカナくん…」
"パタッ"
私は本を閉じ
今まで思っていた事を口にします。