第228章 検査という名の洗脳
PM21:00
"ガラガラガラッ…"
看護師
「消灯の時間なので
お部屋の電気消しますねー」
最近まで学生だったであろう
若い看護師さんがお部屋の電気を消しに
きてくれました。
「あっ…あの💧
このプロジェクターも消してくれませんか?」
拘束されていて身体は動かないけれど
頭を動かして看護師さんに訴えます
看護師
「えっ…いぇ……あの………だめなんです…
先輩からプロジェクターは消すなって……」
「(。・ω・。)」
(上から言われたら…
止められないよね…)
仕方がない、
今夜は眠れないなっと
覚悟した時でした…
看護師
「あの……」
看護師さんが私の側にやってきました。
「ん?」
看護師
「あの…お荷物の中のスマホが
ずっと鳴っているみたいです…
私が代わりにでましょうか?」
「スマホが?」
(きっとカナくんだわ。
連絡が取れないから心配してるのかも…)
看護師さんが私の荷物から
スマホを取り出すと
私に着信画面を見せてくれました。
「禪院叶……」
(やっぱりカナくんだわ)