第225章 久しぶりの育児
食事を済ませた私は
眠る前の支度をしながら
暖炉の前でのんびりしていると…
薬指にはめられたムーンリングが
目に入りました。
暖炉の火でキラキラしていて…
私の白い指に映えています。
「綺麗…」
禪院叶
「綺麗だろ
それは稀少な石でな
小さいがその輝きはダイヤより綺麗だと
言われてる。」
叶さんが私を背後から抱きしめながら
石の説明をしてくれました。
「そんな素敵な物を私に…?
嬉しい(*´∀`*)」
禪院叶
「喜んでくれたなら良かった。
…さあ少し待った、返事聞かせな」
背中に感じる叶さんの温もり…
そして男性らしいガッチリした筋肉……
腹貸しとしてじゃない
1人の女性として初めて好きになった叶さん…
私のこたえはもう決まっている。
「返事は……」