第224章 五条家
"バタンッ…"
小屋の中央には机と
脇に椅子があります。
五条悟
「悪いね、こんな所でしか話せなくて」
悟さんは私の前に立ちます。
(背…高いなぁ……)
懐かしい感覚を思い出しながら
私は悟さんを見上げます。
五条悟
「話したい事って?」
「祐太の事です。」
五条悟
「祐太…」
悟さんの表情が、
なんとも言えない表情になります。
(わかってる…
きっと悟さんも私と同じ気持ちなんだわ。)
私は悟さんの右手を手に取り握ります。
五条悟
「………」
「私が意識体の時に、
胎内の祐太と話をしました。
その時…生前の優太さんのお母様との関係を
聞きました。辛い日々を過ごしていたようです。
守の手紙に今の祐太はそれに近い状態だと知りました…
だから…」
悟さんは私の手の指に指を絡ませてきます。