第223章 愛のかたち
禪院叶
「と同じくらい
の血が入った子供らも大切だ。
だからこそ子供達の為にも…
戻れるなら戻って欲しい。」
「………」
という事はつまり…
叶さんと"お別れ"することは
既に決まっていたのかもしれないです。
悟さんは私を五条家に戻したいと
玉木さんから聞いているので…
(そっか…そうだったのね…)
「…私なんて身体以外なんの魅力もないのに、
好きになってくれて…
一緒に居てくれる理由が分からなかったけど…
本当は五条家が落ち着くまで
面倒見てくれって悟さんから頼まれていたんでしょ?
じゃなきゃ…私となんて一緒に居てくれないもん。
…馬鹿みたい…本当に私って馬鹿……」
私は叶さんに押し倒されたまま
目に両手を当て大泣きしています。