第223章 愛のかたち
それから月がお湯に浮かんだころ
そのタイミングで…
叶さんからムーンリングを左手の薬指にはめられました。
禪院叶
「今から丁寧語禁止な」
「えっ…(#´•̥ 3•̥`# )?」
←キスされ過ぎて唇ちょっと腫れ気味
禪院叶
「お前は腹貸し家として
今までずっと五条悟を月光のように照らしてきた…
もう違う人生を歩んで良いだろ?
つまり何が言いたいかって言うとな
お前は今から1人の女として生きて欲しい
俺がお前に望むのはそれだけだ。
俺との間に子を孕まなくてもいい
爺さんに横知恵入れられたが
そんなのは知らん。
その代わりとは言ってはあれだが
が生きてみたかった人生とやらを
俺に見せてくれ。」
叶さんはムーンリングをつけた
私の白くか弱い手を握り
そう言ってくれました
何度も何度も何度も……握り返してくれて……
貴方がどれだけ私を自由にしてくれたんだろう。