第219章 テコの入れ方
"ドスンッ"
「ゔっ!!」
その男の子は靴を脱ぎ座席に大ジャンプ
そして…
手に持っていた荷物を勢いよく
私の腹部に振り下ろしたのです。
男の子
「ママー!こっちだってぇー」
「くぅ…((;´д`)))…ぅぅ……」
鈍い痛みに声を出さずに悶えていると
今度は…
"ドンッ!ドンッ!ドンッ!"
私の横の席でドンドンッと飛び跳ね始めました。
「あわわわっ(((((;´д`)))))あわわっ」
その震度で私の身体は上下に激しく揺れます
(ちょ…朝食が出そう💦)
両手で口を抑えていると
またもや災難が…
「いい加減にしろ!坊主!!!」
後ろの席のサラリーマンさんが
男の子に強い口調で注意しました。
男の子
「……ひくっ……うわぁあああああーん!!」
「Σ(・□・;)」
叱られ慣れていないのか
男の子は大きな声で泣き叫びはじめました。
「だっ…大丈夫?💦
えと…いったんお席に座ろうね💦」
この状態の男の子を放っておけるはずもなく
私は男の子の手を取り席に座るように促しました。
男の子
「クソババア!!僕に触るなぁああ!
ママぁ!!このババアが触ってきたぁ!!」
「ババア(´⊙ω⊙`)!?」
←一応、転生後の年齢は22歳です
(…もう関わらない方が良いかな…
躾は親の責任だから…)
つい男の子と守を比べてしまいます。
守は小さい頃から飛行機や新幹線などに
頻繁に乗っていて
その都度、悟さんがルールを教えてくれていたから
こんなふうに騒ぐことは無いです。
「(^_^;)」
(景色を見て…考えないようにしよう…)