第29章 変化
守を寝かせつけた私は、
テラスの椅子に座り夜風を感じながら
涼んでいます。
(海風ってベタつくから嫌だって言う人も居るけれど
気持ちがいいのよねー。)
"パタパタッ"
星野
「此処におられたんですね。」
そんなテラスに星野さんもいらっしゃいました。
「お疲れ様です星野さん。
お仕事、終わったんですね。」
星野さんは沖縄で護衛だけをしているわけではなく、
時間が空けばリモートなどで五条家の使用人様の
指導や様々な指揮をとっているようです。
星野
「えぇ。ようやくひと段落つきました。」
大人の星野さんの落ちついた雰囲気は、
夜のテラスによく似合っていて...
思わず見惚れてしまうほどです。
(星野さん...
とても女性にモテるってリナさんが言っていたけど
なんとなく分かるなぁ〜)
星野
「どうしました?私の顔に何か付いてます?」
(あっ、見つめ過ぎたわ💦)
「いぇ...あっ!あの星野さんにお話をしたい事が...」
ピクニックのお話をまだお伝えしていなかったので、
お伝えしようと思います。
星野
「実は私もです!」
「え?星野さんもですか( ・∇・)奇遇ですね!
お先にどうぞー」