第219章 テコの入れ方
自宅の戸締りを確認した私は
荷物を持ち家を出ました。
「祐太元気にしてたかなぁ?
大きくなったかなぁ(*´∇`*)」
子供不足の私は祐太に逢える喜びに
胸を揺らしながらバス停に向かっています。
(夕方にはお家に戻れたら良いなぁ)
"ガサッ"
「?」
奥森村の出口までやってきたところで
森の奥から
疲れ果てた女性が歩いて
こちらに来るのが見えました。
(どうしたのかな…)
フラフラの足元を見れば助けが必要なのは明らかです。
「大丈夫、助けてもバスに間に合うわ。」
焦る気持ちを押し殺し
女性の元にいきます。
「大丈夫ですか!?」