第216章 VS.
それから結構長い時間、
花ちゃんへの贈り物に悩んでいた私達でしたが
バスの時間ギリギリでようやく決める事ができ
目的のバスに乗り込みました。
「守、ちづるをお膝の上に抱っこして辛くない?💦
混んでないから1人1席座れるわよ?💦」
守
「いいのー!」
「そ、そうなの?💦
辛かったら直ぐに言いなさいね?」
守
「うん」
悟さん似の守の横顔は
なんだか凛々しくて…
ふと…もう一つの幸せを手放してしまったことに
少しだけ後悔のような念が込み上げてきました。
(だめだめ!しっかりしなきゃ!)