第216章 VS.
守
「この空港初めてだよね?」
広い空港内を楽に移動する為に
眠ってしまったちづるをレンタルベビーカーに乗せ
守とバスの時間まで空港内を散歩中です。
祐太は抱っこしてますよ。
「守は2回目よ?
小さい時に乗り継ぎで降りたことがあるから。
それより行ってみたいところはある?
ほら例えばお土産やさんとか??」
守
「へぇー、来た事あったんだ!
でもまったく覚えてないや(-_-)
それからお土産屋さんは行かないよ!」
「え?なんで??
ご当地グッズは要らないの??」
守
「おかあー!お金は大切だよ!
これから沢山お金かかるんだから
無駄遣いダメ!!」
「(´⊙ω⊙`)!」
前の私の育て方が良かったのですが
守は悟さんと少し違い堅実的に育っているようです。
「そ、そうだね( ´ ▽ ` )偉いなぁ守は。
でもねー、お母さん沢山お金持ってるから
皆んなが大きくなるまでは
普通の生活を送っていれば困らないから大丈夫。」
守
「ほんとー?」
「本当よ(*´ω`*)
だからほら…行ってみようよ!
花ちゃんに贈れる素敵なご当地キューピーも
売ってるかもしれないし?ねっ!」
守
「でもオレ、花ちゃんの住所知らないよー」
「大丈夫!お母さん知ってるから。」
守
「嘘言わないよ!?」
私を疑う4歳児
「いっ…言ってないってば(^_^;)」
守
「それなら行くー
花ちゃん好きじゃないけどー」
守は照れ隠しでしょうか?
プイッと私に背を向けお土産屋さんへ向かい
歩き始めました。
「フフッ…素直じゃないんだから。」