第28章 想像
「...星野さん、
そこのテラスから海が綺麗に見えるんですよ。
昨日は暗かったから見えませんでしたよね?
ちょっと見てみてください。」
私は開け放たれた窓の向こうのテラス越しに見える
海の方を見ます。
星野
「...え?」
星野さんは私の誘導で外に目を向けました。
星野
「確かに...綺麗ですね。
この家はさんが見つけたのですか?」
「はい(*´∀`*)
海が見える一軒家でと業者の方にお話をしたら
ここら辺で一番築浅で優良物件を紹介
して頂けたんです。」
一番築浅と言っても50年選手です。
「この物件を内見した時...
お腹のチビちゃんが大きな声をあげて
遊んでいる姿が想像出来ました。
のびのびと遊び回るチビちゃんが...です。
そうしたら不思議と...
悟さんが海の近くでの子育てに
こだわったのか理由が分かった気がして...
.此処に決めたんです(*´ω`人*)」
星野
「そうでしたか...」