第215章 名無しの使用人
(どうして今のタイミングで別行動なの!?)
"トントントントンッ!!"
私は一気に階段を駆け降りはじめました。
「ハァハァハァ…」
すると後ろから
"トントントントンッ!"
確実に私を追いかけてくる足音がしてきました。
「ハァハァハァ( ;ノ´Д`)ノハァハァハァ」
(早く!早く逃げなきゃ!!)
死物狂い…
真剣に逃げていると
「お客様?」
可愛らしい女性のホテルスタッフとすれ違いました。
「ハァハァハァ…」
でも構っていられません
返事をせず通り過ぎ
ついに2階に到着すると…