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五 条 の タ ネ .
第213章 1人の朝
黒服
「雪乃さん、
危ない時は危ないと声をあげてください。
私がいけないことをしたとき
店長を呼ぶために手を挙げたでしょう?
あんな感じで良いですから。」
なんだか怖くてエレベーター前に
突っ立ったままの私に声をかけてくれたのは
最初に助けてくれた黒服さんです。
「…はい…分かりました。
助けてくださりありがとうございます。」
店長
〈雪乃ちゃん!次のお客様が来店されたよー!
黒服
「次のお客様ですよ、行ってください。」
「はい。」
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