第211章 無量空処
内緒の話し中、
私は豪華なホテルの内装を見上げていました。
(シャンデリアが落ちてきそう💦)
豪華に慣れていない私は
余計な心配をしていると…
「あなた綺麗ね」
「ん?」
"バッ!"
話しかけられたと思ったら金髪のお兄さんに
抱えられてしまいました。
「頭くーん!!💦」
"タッタッタッタ…!」
男は凄い勢いで走り出しました。
頭花
「!!」
私の叫び声を聞いた頭花さんも
こちらに向かって
凄いスピードで走ってきます。
それは普段…どうしようもないくらい
ぐうたらしている男の走りとは思えません。
「頭くんたすけてぇー(´;Д;`)ノ」
頭花
「あんま暴れんなよ!
そいつ腕ほせーから落とされんぞ!!」
男
「細くねぇーですよ!!」
「!!」
私を抱えている
おそらく外国の方が
頭花さんの言葉に反応します。
頭花
「ほせーよ!!」
「細くないですよー!!ばーかやろうさん!」
頭花
「あんっ!?てめー!!
汚ねぇー日本語もまともに使えねぇーのに
人なんて攫うんじゃねぇー!」
すると頭花さんはその手に
ナイフを持ち高く飛び上がり
空中で身体をクルッと回転させ
私と金髪の男の人めがけて落下してきました。