第211章 無量空処
【頭花視点】
今日俺は、
五条と玉木からとんでもない任務を
与えられている。
それは…
頭花
「飯食ったらどこ行きたい?
なるべく金かかんないとこが良いんだけど。」
「えと…そうですね……
あっ…もし頭花さんが嫌じゃなかったら
人探しを手伝ってくれませんか?」
頭花
「人探し?」
と香織に内緒で
あの海辺の家の引っ越しが済むまで
を見てろという任務。
つまり護衛だ。
五条はちと心配症だと馬鹿にしていた節はあったが
今朝…五条の山が当たっちまって護衛ありきの
だと再確認した。
だが俺で護衛が務まるのか?
不安になっちまって聞いたら
荷造りがまともに出来ないお荷物という理由で
俺が抜擢されたらしいが不満はない。
死んだと思った…
好きだった女とこうやって
デートなんて夢みたいだろ?
ちなみにコイツが家から出て行ったあの日から、
五条側の思想を持つ
京都五条家使用人数名が
キャバ嬢してる間もアパートで寝てる間も
交代で護衛していたことを多分コイツはしらない。
「はい( ´ ▽ ` )
柊さんという方と
使用人さんの友谷さんです。
今朝家に行ってみたら居ないし…心配で💦」