第209章 さとるとかおり
「五条悟は産まれた時点で"妻"が決まっていた...
本人同士の了承など関係なく
遠い親戚…同日同時刻に産まれたというだけでね。」
女性はとてもつまらなそうに話をしています。
「………」
(やっぱり時子さんは
存在しない優しいお義母さんだったのね…)
「だから悟と香織は
小さい頃からお互いが将来の相手だと
知りながら暮らしていた。
まあまあそれなりに
仲も悪くはなかったんじゃないかな?
でも悟ってのはああだろ?
呪術以外は基本どうでも良い…
あんまり深く考えないタイプだし
面倒なことは嫌いだから
20歳を迎えた年に
両家が動いて香織を正式に嫁に迎える運びとなった。」
「(´・_・`)」