第204章 ゆうた
私が五条家の子守専用の使用人として
働き初めて1週間…
玉木さんが守を幼稚園に連れて行っている間に
ゆうたが入院している病院から連絡がきました。
📞
「退院が可能…という事ですね。」
病院📞
「はい、予定通りに行けば明後日なら
許可が降りるそうです。
そちらの予定もありますから
お父様と相談をされてお迎えに来ていただけると
助かるのですが。」
📞
「かしこまりました。
旦那様に予定をお聞き次第
折り返しのご連絡を致します。
はい…はい…え?私ですか?
使用人の宿です。えぇ...はい...
でわ宜しくお願いいたします。」
自宅の電話の受話器を静かに置くと
続いて悟さんの携帯に連絡を入れます。
"プルルッ…プルルッ……"
(久しぶりの電話…緊張するわ…)
それから何コールか鳴ったあと
悟さんが出てくれました。
悟📱
「もしもし。」
📞
「お…お疲れ様です…
使用人の梅乃です。
ただいまゆうたくんの病院から連絡がきまして
明後日には退院できるそうなんですが
明後日退院で宜しいでしょうか…」
"ドキドキドキドキ"
ただ退院の日の確認をするだけの電話なのに
心臓が爆発してしまうほど
ドキドキと波打っています。
五条悟📱
「明後日?予定より早いね。
いーんじゃない?それで。」
📞
「ではそのように病院へは返答をいたしますね。
お忙しい中…ありがとう……」
"プツッ…プープープー"
(早々に切られてしまったわ…
でも……)
普通に話せて嬉しかったです。
「病院に折り返しのご連絡を入れなくちゃ。」