第202章 あたらしい私
頭花
「まーなー。
立派なもんじゃねぇーけどな。
だからお前が腹貸しだって見抜いたんだけども
どうなんだ?そうだろ?」
頭花さんは私の顔を覗き込みます。
「…はい…腹貸し家です……」
頭花
「やっぱりな!!
腹貸し家とずっと一緒にいた俺の目は
騙せねぇーよ!!
その身体から滲み出るエロを
俺が見間違うはずねぇーから!!
で、今は誰かに腹貸してんのか!?」
頭花さんは興奮気味に私に聞いてきます。
(ここはお腹を貸してると言った方が身を守れそう。
頭花さんはエッチだけど妊娠中の女性を
襲うことはないと思うし…
でも嘘をついたことがバレたら
それも怖いしなぁ……)
返答に困っていると
"ブッーブッーブッー"
頭花さんのスマホに着信です。
頭花
「おっと玉木からだ。
すまねぇー、外で電話してくっから
少し待っててなー」
「はぃ」
頭花さんはスマホを手に外に出て行かれました。