第199章 last shift on nights.
玉木
「さん
このように深夜にお話をするのは
お久しぶりですね。
…覚えていますか?守様が2歳を迎えてすぐ
原因不明の夜泣きが続き
連日2人徹夜で守様のお世話をしながらお話をしたこと。
さんは私に申し訳ないと
謝られておられましたが玉木は幸せでした…
……はぁ……ダメですね。
良い言葉が見当たりませんし
楽しい話も浮かばない…
今晩はさんの使用人としての
最後の夜のシフトだと言うのに....」
私の横に座る玉木さん。
こんなに真夜中だというのに
キッチリとした使用人のコーディネートを
しています。
「玉木さん…
私達本当にいろいろありましたよね( ´ ▽ ` )
時には被害者と加害者という関係になったり
悟さんよりもずっと夫婦みたいに
支え合った日々も……」
私は玉木さんの両肩に手を置きました。
玉木
「いけませんね!使用人がこれでは!!」
"バサッ!"
「(´⊙ω⊙`)ワォ!」
玉木さんは勢いよく立ち上がりました。