第197章 お別れの餞別
五条悟
「あははっ💧
帰りは…ごめんね…
リクライニングもグレードが高い席も
空きがなくてさ…
激安の直角シートになっちゃった。」
「こ…これはまた…( ̄▽ ̄;)新鮮?」
入院着着用
良い感じに大きいお腹
髪が長くて
脱力した状態で意識なし
からのシートベルトだけを支えに
座ってる光景はホラーそのものです…
〈ママー!あそこに幽霊がいるよー!
「ゆっ(๑•ૅㅁ•๑)幽霊!?
まだ幽霊にはなってないわ!!
片足は突っ込んでるけど!
坊やまだ私は人間よ!」
五条悟
「幽霊?
こんなに可愛い幽霊だったら
怖くないね( ¯● ᴗ ●¯ )ニコニコ」
"サワサワッ"
悟さんは項垂れている私の頭を
撫で撫でしてくれています。
五条悟
「そーだ。
帰りは何飲む( ¯● ᴗ ●¯ )?
行きとは違って
ファーストクラスじゃないから
シャンパンはないけど……
オレンジジュースあたりにする??
あっ!北海道の恵…メロンジュースもあるよ?
どれにしようか〜悩むねぇ!」
〈ママー!あの人!1人で話してるー!
「悟さん…ありがとうございます(´;Д;`)ステキ
でも…でも…もうやめてください!
悟さん変人扱いされるの見てられません💦」
悟さんの誰に何を言われようと
"私への思いやりを貫き通す"
というスタンスは嬉しいですけど、
変人扱いされている
悟さんを目の前にしたら
どうしても居た堪れなくなり
ついに私は…
ついに…
この手で悟さんの首をしめました。
(悟さんシャラップ!!!)
五条悟
「…えっ………」
「シャラップ!シャラップ!シャラッ——プ!!」