第196章 お見舞いで分かる本性
ある日の昼下がり
意識が戻らない私のボディーを
看護師さん数名が全身清拭を
しにきてくれた時の事です。
看護師さん達の噂話が始まりました。
看護師A
「さん、身体拭きますね〜」
「宜しくお願いします(*´ω`*)」
看護師さん達はみんな優しくて
意識がない私に向かっていつも
何かをする前は必ず話しかけてくれます。
看護師A
「そうだ先輩ー。
滝側さんがまた長谷川先生と
イチャイチャしてたんですよー。
まだ離婚してない既婚者に
よく手出せると思いません?」
(長谷川先生?
長谷川先生って私の担当医…
滝側さんって…あのお局ナースさん!?)
看護師B
「またイチャイチャしてたの?
気持ち悪ッ…」
看護師C
「それー。
62と65のイチャイチャはキッつい!つーの!
今度奥さんにチクり入れとくわー」
看護師A
「えー!?
まだ奥さん知らないんですかー?意外…
だってほんといつもイチャイチャしてて
わっかりやすいじゃないですか!!」
看護師B
「こら小田さん。
患者さんの前で大きな声出さない!
それからお腹を冷やすといけないから
もう少し手早くね。」
(患者の前で不倫話をするは良いんですか…?💧)
看護師A
「あっ💦すみません!」
看護師B
「…でも悪い事をすれば必ずバレるもの。
受付事務の詩織さん長谷川先生の娘さんよ?
少なくとも詩織さんは気付いてる…」
看護師A
「え!?詩織ちゃん長谷川先生の娘ちゃんだったの!?」
看護師B
「こらっ!」
看護師A
「あー💦すみません💦」
(凄い話し…聞いちゃった………
不倫かぁ……
少し考えちゃうなぁ…
正妻の香織さんからしてみれば
私は悟さんの不倫相手なんだから(;´д`))
実際には意識体は汗はかかないけれど
グッショリ全身変な汗が吹き出したような
そんな気がしました。