第194章 僕は優男なんです
赤ちゃんは私に触れられ
ビックリしたようで
クリクリとした目を大きく見開き
私をジッと見ています。
「可愛いね……おいで赤ちゃん。」
私はなんの躊躇もなく
その赤ちゃんを抱き上げました。
「よしよしよし(*´ω`*)可愛い可愛い〜」
やっぱり私の子です。
特別な言葉より可愛いが全面に出てきます。
「おかあさん…だいすき…あったかい……」
赤ちゃんが私の胸に頬を擦り寄せます。
どうやら意識体の私の事を
母親だと認識してくれたみたいです。
(わたし…こんな可愛い子を…
殺してって夜蛾さんに頼んだのね…
なんてこと言ってしまったのかしら
ごめんなさい…ごめんね赤ちゃん💦)
「…お母さんも大好き………大好きよ」
更に赤ちゃんを感じる為
ギュッと抱きしめました。
「ぼくね ふしぎなちからがあるんだ…
それでもおかあさん…ぼくをきらいにならない?」
「…え?」
「まえの おかあさん ぼくのこと
きもちわるいっていったんだ…」
(乙骨さんの生前のお母さんのことかしら?
もしかして呪術師に明るくない家系に
産まれたのかしら…
でも悟さんと遠い親戚だって聞いていたけれど…)
「ふふっ…
なんにも心配しなくて良いわ。
あなたが特別な力を持って産まれてきても
お父さんもお母さんもきもちわるいなんて
言わない(*´∀`*)ほんとうよ?
だってお兄ちゃんもお姉ちゃんも…
お父さんもその力を持っているんだから。」
そう言うと
赤ちゃんは目を輝かせ満面の笑顔を
見せてくれました。
「わぁ〜 はやく おかあさんとあいたいな!」
←私の胸元にギュッと顔を埋める可愛い子
「お母さんも楽しみ(๑>◡<๑)」
腕の中に確かに感じる赤ちゃんの温もり…
こんな時間がずっと続けば良いのに…