第194章 僕は優男なんです
【深夜2:00】
夜蛾
「よし!次の巡回は朝まで無いね!
サクッと涙のご対面しちゃいましょう!」
巡回の看護師さんが、
お部屋を去るまで寝たふりをしていた
夜蛾さんが勢いよく簡易ベッドから起き上がると
はしゃぎはじめました。
「しぃー!そんなに大きな声を出したら
戻ってきてしまうわ💦」
夜蛾
「大丈夫だってー
ほんとさんはビビリなんだからー」
「夜蛾さんが気にしなさすぎなんですよ…」
夜蛾さんは楽しそうにしながら
"儀式?"の支度をはじめられました。
「…?
私の本体と意識体の腕を紐で繋ぐ??」
夜蛾
「さん、
糸電話って知ってる?あんな感じ。
あっ…深くは聞かないで?
僕自身もあんまりわかってない!あははっ!」
「(・・;)」
(わかってないのね…
でも分かってなくても出来るって
夜蛾さん凄いわ)
悟さんは私の前では術を見せてくれないから
目の前で術を感じられるなんて嬉しいです。
←悟さん的には
私が呪いを感じられない視えないから
見せる意味がないと思っての事
だと思うけれど…