第194章 僕は優男なんです
それから体感で1ヶ月が過ぎ
本体の私のお腹は更に大きくなりました。
医師
「なんとか母体が頑張ってくれてるようだ。
このまま胎内で育てましょう。」
巡回で様子を見に来てくださった医師は
夜蛾くんにそう言いました。
夜蛾
「よかったー。」
(あと4ヶ月…)
喜ばしい報告だけど
私の"死"と向き合う時間が長すぎて
複雑な気分です。
夜蛾
「お疲れ様ですー
また宜しくお願いしまーす!」
診察を終えたドクターを見送る夜蛾さん。
「そろそろ高専に戻った方が…」
そんな後ろ姿に私は思わず声をかけました。
夜蛾
「それを決めるのは五条さん。
……待って!ちょっと気づいちゃったかも…
そろそろ僕…お邪魔?」
「はい( ´ ▽ ` )さよなら」
夜蛾
「ひどーい!
こんなことも、あんなことも
経験した仲なのに!?」
(こんなことも、あんなことも…って💧)