第193章 覚醒する腹貸し
夜蛾
「はい握手!握手!!
貴女…どおりで美人さんなわけだねー
しかも姓が五条ってことは
五条さん"お抱えの腹貸し"ってことでしょ!?
凄いなー!腹貸しの中でも
1番成功してるんじゃない??」
(お抱えの…腹貸し?)
「お抱えの腹貸し…
その表現はやめてください。
悟さんが私のことをどう想っているのか
分かりませんが一応は夫婦です。」
夜蛾
「違う違う違うってば。
だってさ夫婦の割には"五条さん"のこと
なんにも知らない感じよ?貴女。
…そうだ!
隠したっていつかバレるんだろうから
僕が知る限りの本当を教えてあげる。
だから1つだけ約束守って?」
(本当?)
「約束って…」
夜蛾
「絶対に自死はしないこと!いいね?」
この場合の自死とは
本体から5m以上離れることでしょう。
「………」
夜蛾
「約束できない?」
「……はぃ……」
夜蛾
「だったら言えないね!
これ言うの僕にもそれなりの
リスクってやつが伴うからさ。」