第191章 全人類がキミの敵だって僕だけは君の味方
沈黙が続きましたが、
目的の公園に到着しました。
五条悟
「降りるよね?」
「はい(´・ω・`)」
私は悟さんの背中からおろしてもらうと、
そばにあったブランコに座りました。
五条悟
「自分の労力使って乗るブランコに
価値なんてないと思ってたけど、
子供の頃の僕に教えてやりたいよ。
これ、乗り心地はまあまあなんだよねー。
守に付き合って乗ってみたら
まーこれが結構良いのよ。」
"ガチャン"
私の横のブランコに乗る悟さん。
(へぇー!大人になってから
ブランコの良さを知ったくちなのね!)
「(*´ω`*)フフッ」
五条悟
「でもこのブランコの価値は
さっき言った通り昔も今も変わらない。
やっぱり労力を使って楽しむだけの価値が
あるか、無いかと言うと無いっていうことね。」
「?」
五条悟
「つまり僕が何が言いたいかって言うと
"生まれ変わっても"その魂は
生前の価値のままで産まれてくるってこと。
特別悪くなることも良くなることもなくねー。
宿儺とご先祖様の
生まれ変わりの守も呪力は宿儺とご先祖様
以上のものは持ち合わせていないし、
ちづるは傑のまま。
ということはつまり…生前特級だった優太は、
特級以下で産まれてくるというのは考え辛い。
しかも普通の腹からではなく、
腹貸し家の腹からなら以下は絶対にあり得ない。」
「(´⊙ω⊙`)」
五条悟
「そうなると…つまりは…」
(そう言うこと…ね。
乙骨さんを出産すれば
私の未来は廃人確定なのね。)
「私は廃人確定ってことですね。」
五条悟
「廃人ならまだ良いけど、
生前の優太の呪力は底なしだったから
命を落とす可能性もある。
それでも産みたいと思うかい?」
「(´・ω・`)」