第189章 お母さんの頭の中
【地元の大工さんの家】
大工
「さんの家か!
良いよ俺がやってやるわ。」
大工さんはウチを知っているようで
快く引き受けてくださいました。
瑠果
「では予算なんですが、
贅沢を言わなければどれくらいになります?」
大工
「そうだな。
ウチの弟子に仕事をさせてくれるって言うなら
300万で請け負ってやるさな。
手伝いしかしたことねぇー奴だが、
3年も俺についてたんだ腕はそれなりさ。」
(300万円?って安い…よね??
この金額じゃ大工さんのお給料は
無いのに等しいんじゃ…)
瑠果
「300万は…安くはないですよね。
私が聞いたのは最低ランクで施工したら
と言う意味でしたが?」
大工
「いやいや安いもんだよ。
さん家のお婆様も
手入れは必ず300万払ってくれてたんだ。
嫌ならうちじゃなくて他を当たってくれても
構わないんだぜ?」
なんだか大工さんと瑠果くんの間に
ピリピリとした空気が流れています。
瑠果
「なにも分からなくなってからも
貴方は祖母からお金をぼったくっていたのですね?
申し訳ないですが他を当たります。
それでは失礼致します。」
「瑠果くん?💦」
瑠果くんは私の手を掴むと
大工さんの家から出てしまいました。