第189章 お母さんの頭の中
それからお互いの近況を話すと…
瑠果
「ちゃん、俺に聞きたいこと
あったんだよね?どんな事を聞きたいの?」
「あの…家のお風呂の事なんだけど
浴槽が深くてお母さんが困っているから、
改装してあげたくて…
でもわたし、改装費がいくらかかるとか
分からないから瑠果くんに相談しようかなって。」
私は悟さんの目の前で気まずいけれど
瑠果くんに話しました。
瑠果
「なるほど。
確かにちゃんだけじゃ
お風呂の改装の事は難しいとは思う。
けど五条さんが居るんだから五条さんに…」
ごもっともです。
…ですが悟さんがこんなに早く
仕事から戻ると思わなかったし
この家の改装はどうしても私が稼いだお金で
したかったので悟さんに知られたくなかったのです。
「悟さんがこんなに早くお仕事から戻るなんて
思わなかったし…
私のお金で改装したくて…」
私は悟さんの顔色を伺う為に
ベッドに視線を移します。
五条悟
「ちぃちゃんはやっぱり鯨の潮吹きが
お似合いだね!斜めカットも良かったけどさ!」
ちづる
「(#。・ω・。#)」
悟さんは私達の話を聞いていないようで、
ちづると楽しく戯れていました。
瑠果
「従兄弟とはいえ旦那さんの前で
動きづらいのが正直な気持ちだけど…
ちゃんが僕に頼むなら協力するよ。」
瑠果くんは気まずいはずだと言うのに
そう言ってくれました。