第189章 お母さんの頭の中
「お風呂を新しくしたい…か……」
お母さんと解散したあと長い廊下を歩きながら
私はお風呂の改装の事を考えていました。
(確かに深すぎる浴槽…
お母さん達怪我しそうで怖かったんだよね。
改装してあげたいけど幾らするんだろう。)
世間知らずの23歳ではまったく想像ができないので
明日出張終わりに実家に寄るという瑠果くんに
聞いてみることにしました。
(悟さんに迷惑かけないように
自分でお金を稼いでプレゼントしよう。)
仕事のつてはあります。
前からずっとお仕事のオファーがあったので
きっと大丈夫。
「がんばるぞー!!」
私は暗い廊下で1人、
気合いを入れるのでした。