第188章 チビくんU・x・Uまさかの!?
女の子
「吹雪は...
最近まで乱暴な老人に飼われていたんです。」
女の子は楽しそうに戯れている
守とチビくんを見ながら悲しそうに
話し始めました。
(きっと前の飼い主さんのことね…)
女の子
「ご飯貰えなくて…
いつもボロボロな身体で町内を歩いていて…
それを見兼ねた町の人たちが"名前"をつけて
お世話をしたりご飯をあげたり…
医者に連れて行ったりしていたんです。
私も吹雪って名前をつけて遊んだりしていました。」
(なるほどね…だから守には話せなかったのね。)
女の子
「こんな話し…
あんなに小さい子に話せないじゃないですか。
きっと…ショックを受けちゃうから。
…守くんのお母さん…
この話は守くんには内緒にしてくれませんか?」
「そうね。
守はまだ知るべきじゃないわね。
うん、守には秘密にしておくね。
人っていろいろな人が居るけど…
チビくんが今こうして生きていられるのは
貴女や町の方々のおかげ…
本当にありがとう(*´ー`人*)」
私は女の子に頭を下げました。
1人の人間としての感謝の気持ちからです。
女の子
「そっ、そんな( #´Д`)私は!!💦」
私の横で照れる女の子。
(か、可愛いなぁ!)
数年前まで私も高校生だったから
女の子とは姉妹くらいの歳の差だからか
とても可愛らしく感じます。
「いけない!もうこんな時間💦
ここからお家遠い?」
私は女の子の帰路が心配で聞きます。
女の子
「えと…ここから10分くらいです。
でも途中の短いトンネルが暗くて怖くて…」
「それじゃ、
私達と一緒に帰らない?
ウチも方向はそっちだから( ・∇・)」
女の子
「えー!良いんですか!!
お願いしますー!」
という事で、
チビくんの謎も解けたし
お礼を兼ねて女の子をお家に送る事にしました。