第187章 わたしの実家
守
「お婆ちゃん!
玄関横の庭に見た事ない犬いたけど
アレ、だれー?」
守はみたらし団子を口に頬張りながら
お茶を淹れているお母さんに聞きました。
(だれって…守ってば面白い聞き方するのね💧)
母
「あー、チビくんのこと?
じつは裏のお爺ちゃんが老衰で亡くなったからって
ここらで1番お金持ちのウチに町内会長が
押し付けてきたのよー。
よく吠えるし、
暴れん坊で可愛くないし…
誰にも懐かないし…
タダ飯は食べるし…
お婆ちゃん困ってるのー。」
無神経な言い方で
チビくんの説明をするお母さん。
「おっ、お母さん💦」
父
「おい!やめないか!」
五条悟
「………」
酷いこと言う母に悟さんだけは
なんの反応も示さず
驚いた様子の守をジッと見ていました。
(ん?どうしたのかな…)