第187章 わたしの実家
母
「そうね!私ときたら気遣いが出来なくて!
美味しい緑茶と、
とっておきのどら焼きを用意したのー
あがってらっしゃい。」
五条悟
「今日はどら焼きですか〜
良いですねぇ〜」
「(;´д`)」
(娘の私はスルーね。
まっ、"親不孝な娘"だから
嬉しくないのかも…)
"今回は私の私的な妊娠"であり
赤ちゃんは五条家の遺伝子が入っていないので
報奨金と言いますか...、
謝礼が実家には1円も入りません。
呪術師の家系も大変ですが
腹貸し家もそれなりに大変です。
母的には無償の妊娠なんてバカだとでも
思っているのでしょう。
五条家からはお祝いの手紙とか電話はきましたが…
みんなの本心は分かりません。
「はぁ…」
木目が綺麗な廊下を、
うつむいて歩く私。
(はぁ…1週間滞在は長いなぁ…
玉木さん来てくれないかなぁ……)