第183章 ファースト
ちづるが東堂さんの"方"を見て
パパと話していました。
「あー、そう言うことですね!!
おそらく東堂さんを見て
パパと言ったのではなくて…
東堂さん…後ろ見てみてください。」
私は東堂さんに背後を見るように促します。
東堂
「うしろ?」
東堂さんは私の誘導に素直に乗ってくれ
後ろを見てくれました。
東堂
「は!?」
「あははっ…ビックリですよね💧
ちづるってばその悟さんの写真がないと
不機嫌になってしまうから飾ってるんですよー」
東堂
「マジかよ。」
東堂さんの背後に飾られた悟さんの写真は
あの"獄門疆"に身体の自由を奪われた瞬間が
写っているものです。
ちづる
「ぱっ…ぱ…ぱ……ぱ(๑>◡<๑)ノ」
東堂
「…五条の血を引く娘だもんな
個性的な趣味の一つや二つあったところで
なんら不思議ではないが……💧」
「趣味というか、
洗脳というか影響と言いますか……
ちづるの中にいる傑さんの……」
東堂
「ん?なんだって??」
「あっ…いえ💦
なんでもないんです💦
それよりエコー写真持ってきました、どうぞ。」
私はエコー写真を
東堂さんにお渡しをしました。
(危ない!
傑さんの事は今でもよく思ってない
呪術師の方が多いって悟さん言ってたのに💦
迂闊に口にしてはいけないわね💦)
「(;´Д`…」
東堂
「おっ!これが乙骨か!!」
東堂さんの明るい声が部屋に響き渡ります。