第181章 乙骨憂太転生完了
(とにかく大きな通りに出て
誰かに聞けば良いわね。)
少し前なら泣いてるだけだったのかも…
でも今は強くなって"次どうしたら良いか"
考えられるようにはなりました。
私はとにかく路地裏を歩きはじめますが…
「………」
路地裏には意外と人がいて少し怖いです。
なんというか…強面の男性ばかりです。
"スタスタスタッ…"
そして必ずその人たちとすれ違う度に
一度顔を見られるのです。
(…はっ…早く大通りへ……)
「………」
それが嫌で、
なるべく顔を伏せ気味に早歩きをしていると…
"ドスッ!!バタッ!!"
(え?)
私が歩いてきた背後から人が倒れる音が
してきました。
「……えっ!?」
気になって振り向くと…
何故かすれ違った人達がドミノ倒しなみに
倒れていました。
「これって……」
真相は分かりませんが、
もしかしたらリカさんかもしれません。
「リカさんかな…ありがとう(^_^;)💦)
私には見えないけど、
きっと側にいるであろうリカさんが
助けてくれたんだと納得し、
お礼を言うと大通りに向かい再び歩きはじめました。