第176章 ドナドナ
〜那覇から伊丹空港行きの機内にて〜
五条悟
「今のちゃん見てるとさ
頭の中でずっと同じ歌が流れるんだよね☝️」
「(´・ω・)歌...ですか?」
なんだかやるせ無い気持ちで、
私は小窓から外を眺めていると
隣の席の悟さんが空気も読まず
明るく話しかけてきました。
五条悟
「そっ、歌☝️
ドナドナって知ってる??」
「ドナッ(๑•ૅㅁ•๑)!?」
高校生のときクラスの男子が、
教師に呼ばれ教務室に行く生徒に向かい
それを歌ってあげていたので良く知っています。
五条悟
「知ってるの?結構古い歌だよねー。」
(なんでこんなに明るく居られるの…?
ブルーな気持ちなのは私だけ?)
「…悟さん……楽しそうで良いですね……」
そんな気持ちがつい口から出てきてしまいました。