第167章 表裏白憎
私はちづるを妊娠したことによって
簪が必要になったことや、
その簪を手放さないといけなくなった経緯を
事細かく話をしました。
(傑さんて…じっくり話を聞いてくれるのね。
人をサル呼ばわりしなければ普通に良い人…)
傑
「なるほど……
となればその簪はここにあってはいけないものだし
悟を完全復活させる為には
宿儺の血を引く守くんに修復して
もらう必要があるんだね。
うん…理解できたよ。
でも、新たな問題も出てきたね。
今、悟の頭の中に入っているのは乙骨優太の脳だ、
簪を渡したところでどうなるか……」
「ですよね…
まさか1つの身体を2人でなんて……」