第166章 久しぶりの奴
"ちゅんちゅん…"
まだ部屋の中は暗いけど朝を迎えたようです。
「夢……?」
あまりにも生々しい夢で……
目が覚めてもボッーとしていると
「今からサルでも分かるように説明するから、
悟をあの世の入り口から引き戻して欲しい。」
「Σ(・□・;)!?」
(ちづる!?)
おしゃぶりを口から外したちづるが
私に話しかけてきました。
(この口調は……傑さん??)
「私はサルじゃないですよ。
人間です(๑•ૅㅁ•๑)!
前から言いたかったんですけど
ちづるに変なこと言わないでくださいね!?」
6ヶ月の娘に怒ってる姿は
側から見たら変でしょうね。
「それは貴女次第だ。
…とにかく急いでくれ
悟はまだこちらには来てはダメなんだ。」
「………」
(闇堕ちした傑さん……
この人を私は何処まで信じたら良いのかしら。)