第163章 離してくれない
「おうおうおう!!!邪魔するぜー!!!」
"ドンッ💥"
「きゃっ!!」
ドアを開けた瞬間、無骨な男の人達が
私とちづるを家の中に押し込むように入ってきました。
「おー!なかなか良い家じゃねぇーか。奥さんよ!」
"バサッ!"
「ちづる!!」
そのうちの1人が
私の腕の中からちづるを奪いました。
「返して!ちづるを返して!!」.
ちづる
「あぶっ(。-_-。)...」
訳:母、よわすぎー
「おっと!綺麗な奥さん!
ガキなんてほっぽいて
俺たちと向こうで良い事しようぜー」
(この人たち…なんなの!?)
男達はちづるを廊下に放置すると
私を担ぎ上げ
奥の部屋へ連れて行こうとしています。
「先輩!廊下挟んだ奥の部屋にベッドがありやす!」
「!?」
(なんで…なんでベッドの位置が分かるの!?)
男の人たちの1人が
まるで家にあがったことがあるような
口ぶりで私を抱き上げている男に助言しました。
「おぅ!!
つかまじお前に感謝だな!!
いやー!かなりの上玉じゃねぇーか!
早く挿れてぇーなぁー!!」
(とりあえずちづるに危害が向かなくてよかった💦
でもこのままだと…
北側のゲストルームに行っちゃう💦
あそこは…あそこは悟さんとの思い出が!!)